これから生まれる子どもは110歳まで生きると推定されている。
超高齢化社会を経験している日本のノウハウに世界の関心が集まっている。
隣国韓国でも私への質問は「日本の高齢者福祉対策はどうですか?」である。
ある勉強会で聞いた話を紹介した事がある。
お金や制度がないために、生きていくのに必要な選択が出来ないということがあってはならない。
その始めは、子どもが生まれた時の選択。
保育所や幼稚園に待機児童がないよう十分な保育所を作り、母親や父親は職場に行けるようにする。
二つ目は17歳の選択。
高校を卒業した学生がお金がないという理由で進学出来ない事がないように、
奨学金制度を充実させる。
三つ目は30代の女性の選択。
出産と子育てを理由に休職した職場にいつでも復帰出来るように、政治家は制度を整える必要がある。
四番目は、65歳退職後、高齢者が希望すれば働ける選択。
以上は、こころの家族創立理事の原田憲治先生の勉強会で聞いた先輩議員の講義だ。
問題は2050年になると子どもの泣き声が聞けなくなるということだ。
サービスする人がいない。サービスする人のケアが必要な昨今である。
社会福祉法人こころの家族 尹基(Tauchi Motoi) 2022年3月1日